孤立した大きな高まりで、特徴として円錐形をなす。集合体を海山群といい、特に直線上に並ぶ海山群を海山列という。また、海山の頂部が平坦になっているものを、とくに平頂海山(ギヨー)と呼ぶこともある。
青ヶ島東方の伊豆・小笠原海溝陸側斜面上部にある。32°32′N、141°42′E。水深4,258m。[海6313]
29°17′N、138°38′E。水深810m。西七島海嶺南部にあり、幾つかのピークの集まりで複雑な山姿をとる。西斜面麓は四国海盆でそこからの比高は2,900m。玄武岩(6.3Ma)が得られている。[海6725]
26°57′N、130°20′E。水深4,340m。南西諸島海溝の軸部にある。[海6725]
36°53′N、144°46′E。水深1,700m。日本海膨南部にある。比高3,700m、基部の径60km。平頂海山である。[海6312]
29°06′N、132°10′E、水深2,990m。喜界海盆内にある。比高2,000m。[海6725]
日本海溝と千島・カムチャツカ海溝の会合部にある白亜紀の平頂海山。40°54′N、144°57′E。水深3,735m。大洋底側からの比高2,300m。基部の径30km。粗面玄武岩、粗面岩のほか、白亜紀末期の温暖性、浅海性の腹足類化石を含む石灰岩が得られている。[海6311]
銭州海嶺の南西端にある海山。33°02′N、137°43′E。水深2,680m。石英安山岩が知られる。[海6602]
44°25′N、139°31′E。水深214m。天売・焼尻島西方の奥尻海嶺の北端に位置し、南北に細長い。東斜面麓の武蔵海盆からの比高1,000m。後期中新世-鮮新世の堆積岩が採取されている。[海6311]
北硫黄島北々西約140km、26°41′N、140°56′Eにあり、七島・硫黄島海嶺を構成する海山のひとつ。最浅部の西峰(水深162m)と東峰(水深426m)の2つの顕著なピークがある。東峰にはカルデラがある。両輝石安山岩、斜方輝石安山岩、普通輝石カンラン石玄武岩が採取されている。[海6726]
北硫黄島北々西80km、26°04′N、140°57′Eにあり、七島・硫黄島海嶺上の海山。基部40km、比高約2,500m、3つの峰からなる。南にある2つの峰はその位置により、西海徳場(水深103m)、東海徳場(水深289m)と呼ばれる。1984年、後者での海底噴火で岩の噴出をみた。[海6726]
43°57′N、139°14′E。水深962m。日本海盆からの比高は2,300m。奥尻海嶺の北方延長部にあり、中期中新世(12Ma)、前期鮮新世(3-5Ma)の珪藻化石が採取されている。特に、日本海盆側の海山斜面から海洋性の玄武岩が知られる。[海6311]
27°46′N、131°18′E。水深1,610m。奄美海台上の南にある小海嶺(加計呂麻海山列)の西端にある。北大東海盆からの比高は3,800m。[海6725]
21°47′N、143°41′E。マリアナ海嶺北部にあり、春日場とも呼ばれる。水深598m。1959年夏、軽石群流と変色水を認める。[海6302]
36°05′N、143°02′E。水深4,110m。日本海溝南部の海溝海側斜面にあり、6,200mの大洋底側からの比高2,100m。基部の径35km。[海6312]
29°03′N、140°32′E。水深589m。七島・硫黄島海嶺を構成する七曜海山列のひとつ。北東―南西方向に配列する2つのピークをもつ。両輝石安山岩が採取されている。[海6726]
東マリアナ海盆の南縁にあり、東西方向に1,700km。西端部は海嶺になっており、幅は南北に37km、比高2,000-2,500m。海嶺の南側には、水深5,000mを越すトラフも走っている。東部には、現世サンゴ礁からなるトラック諸島、ポナぺ島があり、基盤は鮮新世以下の玄武岩である。[G5.06]
四国海盆北部にある。31°28′N、134°59′E。水深1,670m。比高2,500m。石英安山岩質軽石が得られている。[海6302]
28°32′N、131°06′E。水深1,960m。比高2,300m。名瀬海盆の北西部にあり、海溝軸を跨いだ陸側に張り付いた海山。[海6725]
南西諸島海溝の沖合。25°28′N、129°33′E。水深3,920m。小規模な海山であり、北側からの比高1,000m、基底の径10kmほど。[海6315]
26°45′N、135°22′E。水深329m。九州・パラオ海嶺から西方にのびる小海嶺(120km×20km)の付け根にある山体。平坦な山頂を有する。石灰岩、デイサイト(25-26Ma)が採取されている。[海6725]
四国海盆のほぼ中央を10個以上の海山が、飛び石状に600kmにわたって南北に連なる。主なものとして、北から紀伊海山(水深1,670m)、第1紀南海山(水深1,780m)、第2紀南海山(水深670m)、太地海山(水深2,960m)、古座海山(水深2,630m)、白鳳海山(水深1,500m)などがある。個々の海山の長軸方向は、四国海盆の一般的な方向より西に偏している。[海6302、6725]
28°04′N、140°47′E。七島・硫黄島海嶺を構成する七曜海山列のひとつ。北東―南西方向に配列するほぼ同じ大きさの2つの円錐型火山からなる。北東峰は小さなピーク(最浅738m)の集まりであり、南西峰(水深655m)には深さ220mの火口が認められる。玄武岩が採取されている。[海6726]
クリッパートン断裂帯東端の南側(9°30′N)にある。近傍の10°30′Nには東西方向の小海嶺(クリッパートン海嶺)がある。クリッパートン島もその一部である。[G5.07]
32°48′N、138°38′E。水深1,530m。西七島海嶺をなす海山のひとつで、西側の四国海盆からの比高は1,700m。[海6602]
29°18′N、140°28′E。七島・硫黄島海嶺を構成する七曜海山列のひとつ。水深530m。比高3,100m以上、基部の径が20kmに満たない円錐型の火山。両輝石安山岩が採取されている。[海6726]
31°00′N、139°01′E。水深198m。伊豆・小笠原弧の背弧側から四国海盆に向かって伸びる雁行海嶺群のひとつの尾根にのっている比高1,600mの高まり。石英安山岩、両輝石安山岩が知られる。[海6526]
31°25′N、136°13′E。水深2,060m。東西に細長く、四国海盆からの高さ約2,000m。後期中新世(8Ma)のアルカリ玄武岩が知られる。[海6302]
28°08′N、132°17′E。水深1,150m。奄美海台上にある。トロニエム岩、石灰質のシルト岩と砂岩などが採取されている。[海6725]
28°06′N、134°40′E。水深538m。九州・パラオ海嶺上の海山。海山東側の四国海盆からの比高は、4,500mほど。貨幣石石灰岩(後期漸新世-中期中新世)、普通輝石安山岩、同玄武岩などが知られる。[海6725]
31°37′N、137°16′E。水深1,690m。径15kmほどの円錐形の海山。紀南海山列とは離れて四国海盆の東部にある。中期中新世の両輝石安山岩(11Ma)、デイサイトが知られる。[海6302]
九州・パラオ海嶺の北端の海山。29°53′N、133°20′E。水深289m。始新世-漸新世のトロニエム岩(51、37Ma)、石英閃緑岩、トーナル岩、花崗閃緑岩などが採取されている。[海6725]
孀婦岩-西之島間の七島・硫黄島海嶺頂部の尾根には曜日にちなんだ7個の海山が連なる。その総称。[海6726]
43°35′N、139°34′E。水深109m。積丹岬北西にあり、径15km弱の円錐型海山。東麓からの比高1,500m。北後志海丘(水深858m)、南後志海丘(水深2,035m)などとともに後志海丘群をなす。[海6657]
28°34′N、140°38′E。七曜海山列のひとつ。東西方向に配列する西峰(水深877m)と東峰(水深1,300m)からなる。小笠原舟状海盆からの比高は3,000mである。西峰には直径1.5km、深さ500mのカルデラが認められる。石英安山岩質溶岩からなる。カルデラ内では活発な熱水噴出が認められ、径10-20m、高さ20-50mの硫化物のチムニーが見つかっており、閃亜鉛鉱、方鉛鉱、黄鉄鉱などを含む熱水鉱床が形成されている。銅の含有量は10%以上の鉱石が多く、金含有量は1トン当たり最高71gで、熱水鉱床としては世界最高級である。[海6726]
日本海溝の南縁にあり、海山の西半分が海溝に沈み込もうとしていることで有名になる。35°47′N、142°40′E。水深3,550m。白亜紀の平頂海山。海山東側の大洋底(水深6,200m)からの比高2,650m。基部の径50km。[海6603]
30°24′N、136°20′E。水深1,780m。20km×40km。四国海盆中央の紀南海山列のひとつ。南東側には対となる第2紀南海山(水深670m)がある。これら海山の周囲に深さ200mほどのモート(凹地)がみられる。[海6302]
35°46′N、144°19′E。水深1,425mの平頂海山。日本海膨南部にあり、比高4,200m、基盤の径40km。[海6312]
36°11′N、143°47′E。水深3,100m。日本海膨から日本海溝への移行部にあり、5,800mの大洋底側からの比高2,700m、基盤の径11km。[海6312]
36°05′N、143°29′E。水深2,510m。日本海溝海側斜面上部にあり、比高3,300m、基盤の径30km。[海6312]
30°10′N、136°42′E。水深670m。30km×50km。北の第1紀南海山と対をなす。四国海盆からの比高は3,500mほど。変質玄武岩質凝灰岩、パラゴナイトなどが採取されている。[海6302]
36°16′N、144°00′E。水深2,783m。日本海膨南部にあり、5,500mの大洋底側からの比高2,700m。[海6312]
41°16′N、145°57′E。水深2,565m、長径42km。千島・カムチャツカ海溝の西端近くの海溝海側斜面にある。大洋底側からの比高は2,900m。[海6311]
34°13′N、144°25′E。水深1,449m。拓洋第2海山と対をなす平頂海山で、両者の裾野は接している。比高4,100m。玄武岩が得られている。[海6302]
34°17′N、143°52′E。水深1,384m。房総沖の海溝三重点東方の海溝周縁隆起帯にある。水深5,600mの大洋底からの比高は4,200mほど。典型的な平頂海山で、頂の縁が若干盛り上がっている。有孔虫砂とマンガン団塊が採取されている。[海6302]
九州・パラオ海嶺の北部を構成する海山のひとつ。29°11′N、133°48′E。水深1,370m。2つの高まりがある。海山の東麓は水深4,600-4,800mの四国海盆である。有孔虫化石から、この付近の九州・パラオ海嶺は、後期漸新世には海面近くにあったことが分かっている。[海6725]
マリアナ海溝北部の東方沖からハワイ海嶺中部沖に至る間に分布する多数の海山、ギヨ-の集まりである。西半分をマーカス・ウェーク海山群、東半分をウェーク・ネッカー海山群と呼ばれたこともある。ハワイ海嶺寄りで海山の規模が大きい傾向にある。島は南鳥島(マーカス)とウェーク島のみである。海山群のギヨ-は水深1,000-2,000mに平頂面をもつ。基盤は白亜紀前期の石灰岩で覆われている。海山群東端のホライゾン・ギヨ-は、100Maのアルカリ玄武岩の海底噴火活動で形成されたもので、85Maまでは、海面上に山頂を出していた。[G5.06]
27°11′N、131°55′E。水深3,430m。北大東海盆のなかにある。2つの頂からなる。比高1,800m。[海6525]
千島・カムチャツカ海溝とアリューシャン海溝の会合部から30°N、173°E付近にかけ、この間2,700kmにわたってほぼ直線状に連なる海山の列である。大洋底からの高さは5,000mを越す海山もある。海山の頂部は多くが平坦である。南への延長はハワイ海嶺に繋がる。この間6,000kmで、100個以上の海山が並ぶ。海洋地殻の年代や既存の構造とは全く無関係で、ホットスポット起源の地形である。海山の形成時代は南が若く、北に行くほど古くなる。因みに、南から光孝海山(46Ma)、応神海山(55Ma)、仁徳海山(56Ma)、推古海山(65Ma)である。なお、厳密にいうとホットスポットはかならずしも自転軸に対して固定されているわけではなく、推古海山の生成以来、南へ7°ほど動いていることが分かっている。当初、田山(1952)によって北西太平洋海嶺と名付けられたが、後にディーツ(1954)が個々の海山に、古代天皇名(天智、神武、推古、仁徳、桓武など)を冠し、天皇海山群と称した。現在、この名称が使われている。海山の基盤はソレアイト質玄武岩であり、玄武岩頂上の堆積物は浅海性温暖性のサンゴ藻類、コケ虫、貝形虫、有孔虫、貝殻などからなる。[G5.02,5.06]
27°10′N、139°38′E。水深1,120m。22km×45km。海山の東斜面は構造性の西之島舟状海盆西壁に相当する。舟状海盆からの比高2,600m。玄武岩(11,15Ma)、安山岩、デイサイト、石灰岩、シルト岩、有孔虫砂(後期中新世)などが知られる。[海6725]
27°40′N、140°48′E。水深371m。小笠原舟状海盆からの比高3,7000m、基部の径25kmほど。山頂付近から両輝石玄武岩質溶岩が採取されている。山頂に近い溶岩ドーム周辺からは弱い熱水活動も認められている。[海6726]
28°06′N、131°42′E、水深1,130m。奄美海台上にあり、東西に並ぶ4つの頂からなる。安山岩(82、85Ma)、黒雲母角閃石トーナル岩(75Ma)、ハンレイ岩、花崗閃緑岩、粗面安山岩(48Ma)、安山岩質凝灰岩、玄武岩などが知られる。この他、始新世の大型有孔虫の貨幣石が採取されている。[海6725]
29°29′N、140°20′E。水深832m。七曜海山列のひとつ。単純な円錐型を示さない。東斜面から両輝石安山岩が採取されている。[海6726]
マリアナ海嶺北部の火山である。漁業者からは日光場とも呼ばれている。南日吉海山の南に位置する。23°05′N、142°18′E。水深612m。1979年7月に薄い変色水が見られる。[海6302]
27°57′N、137°33′E。水深1,500m。20km×50km。紀南海山列の南部に位置し、四国海盆の中央よりはやや東に偏している。海盆からの比高は2,900m。枕状玄武岩が知られる。マンガン団塊に含まれるナノ化石からは、中部中新世上部の時代が得られている。[海6725]
母島東南東方の伊豆・小笠原海溝とマリアナ海溝の境界付近。26°14′N、143°05′E、水深988m。バリオライト質安山岩(34Ma)、無人岩、石灰質シルト岩が得られているほか、玄武岩、両輝石カンラン岩、ハンレイ岩の報告がある。[海6726]
21°57′N、143°25′E。福神岡ノ場とも呼ばれる。マリアナ海嶺北部の火山体。1951年8-10月の海底噴火で軽石の群流が見られる。1973、74年の海底噴火では、噴煙、硫黄、軽石等を噴き上げる。1974年3月、漁船から水深3mの報告あり。1994年5月の測量時点では最浅水深は43mである。[海6302]
27°25′N、139°14′E。水深1,810m。西七島海嶺の南端部にあり、水深3,000mの台地上にある高まり。石英安山岩が知られる。[海6725]
42°35′N、136°18′E。水深1,320m。日本海盆北東部の水深3,500mからの孤立した小海嶺状の山体(比高2,200m)。南北に細長く87kmで、2つの峯からなる。中新世(18Ma)の玄武岩が採取されている。[G6.05]
マーシャル諸島を頂く海山群。白亜紀の火山活動で、海山や火山島の土台がつくられた。白亜紀後期の堆積岩が玄武岩を覆う。島の周囲には礁性サンゴが群生して、居礁や環礁をつくった。火山活動が停止し火山島が沈降をはじめても、その速度に呼応してサンゴが生成をつづけてできたものが、現在のマーシャル諸島である。ビキニ環礁とエニウェトック環礁には、基盤の玄武岩の上にそれぞれ厚さ1,300mと1,400mのサンゴ礁起源の堆積物がのっている。[G5.06]
15°N、111°W付近に散らばる海山の集まり。クラリオン断裂帯とクリパートン断裂帯に挟まれ、これらの断裂帯と関係する時代の中央海嶺の一部と考えられている。[G5.07]
39°32′N、138°11′E。水深909m。大和海盆北東部にあり、基部の径7km。比高1,200mの小海山。鮮新世の両輝石安山岩(4Ma)が知られる。[海6660]
北西太平洋海盆に分布。天皇海山列の南端付近からシャツキー海膨の南方にかけてちらばる小規模な海山の集まり。[G5.06]
マリアナ海溝中部沖から弧状に、規模の大きな海山だけでも10数個並ぶ。水深5,500-6,000mの平坦な東マリアナ海盆からそびえており、1,200-2,000mに平頂面をもつギョーが目立つ。[G5.06]
33°43′N、139°24′E。水深275m。平坦な御蔵海盆からの比高は1,300m。径9kmの円錐型火山。御蔵島(海抜851m)、御蔵海山、藺難波島(海抜75m)と北東―南西方向に配列する火山列のひとつ。[海6364]
南西諸島海溝の沖合にある小さな海山。24°25′N、129°25′E。水深2,910m。基底の径10km、比高1,000m。[海6315]
28°47′N、138°21′E。水深2,010m。西七島海嶺に近接し、四国海盆東端にある。円錐形(径12km)に近い比高1,900mほどの山体。石英安山岩が採取されている。[海6302]
26°09′N、135°47′E。水深361m。九州・パラオ海嶺上にある海山。頂部に400m以深の平坦面(3km×10km)がある。海山の四国海盆側の斜面麓には、水深4,900-5,500mのトラフが発達している。サンゴ礁石灰岩、始新世の花崗閃緑岩(48Ma)が知られる。[海6725]
南西諸島海溝北部の海側海溝斜面上。26°06′N、129°57′E。水深3,960m。[海6315]
23°29′N、141°57′E。マリアナ海嶺北部の火山体である。日吉沖ノ場とも呼ばれる。1975、76年に海底噴火の記録。しばしば変色水が見られる。1990年の測量では最も浅い水深は97m。[海6302]
沖縄舟状海盆南部の中軸部にある。25°36′N、125°07′E。水深878m。比高1,100m。粘板岩、閃緑岩、安山岩、石灰岩などが採取されている。宮古海山は鮮新世後期から更新世中期の間浅い海にあった。それ以降、1,000m近く沈降した。[海6315]
マレー断裂帯の南方30°N、140°W付近にある海山の集まり。東太平洋海膨の西斜面の中腹にある。比高は高くても2,000m程度。全体に海山の規模は小さい。[G5.07]
40°10′N、137°57′E。水深1,070m。大和海盆から日本海盆への移行部にあり、幅5-15km、長さ80kmの小海嶺の中程にある高まり。この海嶺と大和海嶺の間を富山深海長谷が流れる。[海6659]
39°36′N、137°43′E。水深1,345m。大和海盆北部にあり、富山深海長谷がつくる海底扇状地にある。中新世の粗面安山岩(8-10Ma)が採取されている。[海6312]
28°19′N、140°35′E、水深819m。基部の径30kmほどの円錐型火山で、小笠原舟状海盆からの比高3,000m以上。山頂部に径2-3km、深さ450m、水深1,380mのカルデラがある。カルデラの中央には比高180mの中央火口丘がある。カルデラ内に熱水活動があり、ハオリムシ類も見られる。海山からは玄武岩が採取されている。[海6726]
38°52′N、135°59′E。水深785m。大和海盆中部にあり、幾つかの高まりの集合体。全体としては、海盆の長軸方向に並ぶ。水深2,600mの大和海盆からの比高は1,800m。粗面安山岩(11-16Ma)が採取されている。[海6312]
27°40′N、130°48′E。水深3,730m。南西諸島海溝軸のすぐ東側にあり、東西2つの高まりからなる。[海6725]
40°38′N、146°51′E。水深1,345m。日本海溝と千島・カムチャツカ海溝の会合部東方の海溝周縁隆起帯にあり、水深5,300mからの比高は4,000m。[海6311]
28°33′N、132°17′E、水深1,580m。2つの高まりからなり名瀬海盆の北東縁にある。名瀬海盆からの比高2,700m。[海6725]