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ガス・ハイドレート

 ガス・ハイドレートのガス成分は95%以上がメタンで、ガス・ハイドレートの生成には低温、高温(0℃で26気圧、10℃で76気圧以上、水深でそれぞれ260m、760m)が必要である。
 分布は、陸上では極地の永久凍土地帯、海域では沿岸部の比較的水深の深い大陸斜面の海底下にかぎられる。
 ガス・ハイドレートのガスは石油と同様に、海底の生物起源であるが、石油に比べて二酸化炭素の排出が少なく、かつガスの濃度も天然ガスより高い。埋蔵量は世界の天然ガス(確認埋蔵量119兆t)の数十倍と見積もられ、21世紀の夢の海底資源といわれているが、開発・利用までには、今後数10年はかかるとみられる。


日本近海におけるガス・ハイドレードの分布予想海域 (奥田、1996)
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