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海洋科学技術センター 10,000m級無人探査機

かいこう

「かいこう」は、有人潜水調査船では調査不可能な深海の調査、潜水調査船「しんかい6500」による調査の安全及び効率化のための事前調査、潜水調査船「しんかい6500」の救難作業を目的とした無人探査機です。
平成7年3月24日、「かいこう」はマリアナ海溝チャレンジャー海淵にある海の最深部へ到達しました。
その位置は北緯11度22.394分、東経142度35.541分、水深10,911.4mでした。「かいこう」は、この深海底で30分程度調査を行い、多毛類及び端脚類の生物も観察され、さらに人類史上初めて最深部の探査の様子を映像で記録しました。
「かいこう」の調査で得られた成果は、海洋科学技術センターのホームページで見ることができます。

方式 有索式方式、遠隔操作自航
使用水深 最大11,000m
一次ケーブル 全長12,000m、外径44mm、引張強度56トン
二次ケーブル 全長250m、外径29mm、水中重量10g/m、
破断強度3トン
主寸法等   ランチャー ビークル
全長 5.2m 3.1m
2.6m 2.0m
高さ 2.0m(ひれ頂部まで3.2m) 2.3m
空中重量 5.4トン 5.6トン
水中重量 3.3トン -10kg
推進能力   前進2kt、横進1kt、後進1kt
主要搭載機器 ランチャー サイドスキャンソナー
サブボトムプロファイラ
前方障害物探査ソーナー
音響測位装置(LBL&SSBL方式)
CDTセンサ
ビークル カラーTVカメラ×3台
放送局級カラーTVカメラ×1台
後方白黒TVカメラ×1台
スチルカメラ×1台
水中投光器(500wハロゲンランプ)×7灯
マニピュレーター(長さ1.5m、7自由度、約20kgf)×2台
前方障害物探査ソーナー
音響測位装置
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